介護の仕事を探す
チェックポイント
介護の仕事を探すときにチェックしておきたいポイントとしてまず挙げられるのが、経営母体です。おすすめなのは、医療法人か社会福祉法人グループが運営しているところです。なぜかというと、株式会社が運営していると利益をあげることが第一優先となってしまいますが、医療法人や社会福祉法人はそもそも経営が安定しているので、掲げる理念と実際に提供しているサービスとのズレが少ないからです。株式会社は利益を追求すると述べましたが、特に上場している企業や広域展開している企業は避けたほうがいいかもしれません。介護事業は利益がそこまで出るものではないので、広域展開する場合は利益を生まない間接人員が増えることになります。そうなると、現場の介護職員に与えられる待遇は低くなる傾向にあります。
また、介護職員処遇改善加算をつけているかどうかにも注目しましょう。これは介護職員の給与に直接反映される制度ですが、すべての事業所が取得しているわけではありません。2017年の段階で全体の65%ほどしか取得していないというデータが出ています。そのため、転職先を探す際には介護職員処遇改善加算を取得しているかどうかを必ず確認してください。
介護職経験者が意識すべきこと
経験者は即戦力として期待されます。一方で採用側は前職の退職理由が気になるポイントとなりますので、ネガティブな内容ではなく前向きに転職理由を伝えられるように準備しておきましょう。また、経験者だが資格を持っていないという場合、転職期間中に資格を取得するのもありです。その場合は介護職の初級資格である介護職員初任者研修の取得を目指しましょう。新しいことにチャレンジしていく姿勢を見せることが大切です。
また、介護職経験者ではあるもののブランクが空いているという場合ですが、たとえブランクがあったとしても人材が不足している業界のため多くの事業所で歓迎されます。そのため仕事探しに苦労することはありませんが、入職後スムーズに業務を開始するためにはブランクを取り戻すための時間を要することになるでしょう。そのため、予め介護技術の復習や、学びなおす意味で介護資格の取得をしておくといいでしょう。面接では、なぜもう一度介護職に就きたいのかを明確に伝えられるようにしておく必要があります。
失敗しないためには
人間関係が悪かったり、求人票と実際の条件が違うなど、転職してから後悔しないようにするためには、介護職に特化した転職サイト(転職エージェント)の利用がおすすめです。自分の希望する条件に合う求人を担当者が探し出し、転職の悩みや不安などを聞いてくれます。職場見学のアポを取ってくれるなど、転職活動における様々な場面でサポートをしてくれるので安心して転職活動を進められます。
経験を活かさないのはもったいない
自分は応募しても良いのか?という不安
求人に「経験者優遇」と書かれていて、実際にその仕事を経験したことがあっても、本当に自分は応募しても良いのだろうかと悩んでいる人に向けてタメになる情報を紹介しています。どこからが経験者なのか、やはり未経験だと無理なのかなど、気になる点を解説していきます。
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